ミーンストリート

マーチンスコセッシ監督の70年代の作品。

はっきり言って面白くはない。

話の筋はなく、アメリカのリトルイタリーにすむ、チンピラの話。

妙な贖罪意識を持つ半端もののハーベイカイテルと、女と酒が好きで仕事も続かず借金だらけの、デニーロの友情物語。

ハーベイカイテルの叔父さんはマフィアの大物みたいで、彼はそのおかげで、周りから一目おかれ、レストランの経営を任されようとしている。だが、ハーベイはそこまで乗り気でなく、破天荒なデニーロの面倒を見る事で、自分の罪の意識を取り除こうとする。

デニーロはカイテルの事等、お構いなしに、無軌道に進んでいく。

ジャンピングカットや、説明セリフの排除、唐突なスローモーションと、スコセッシの若さみなぎるパワーが感じられる。

しかし、筋がないので、終始断続的なのだ。観客?知るか?これが俺の生きざまだ!って感じが、カッコいい。デニーロのスローでの登場シーン。ベットの上で恋人に指でピストルを打ち、銃声の効果音を使うシーン。車が激突して水道管が破裂し、噴水のように上がるシーン。脳内に映像を焼き付かせる。詩人だなーと思う。あとから、じわじわくるような映画だ。

鬱屈した若者にお勧めする。