手塚治虫 火の鳥 生命編 〜娯楽に使われたクローン人間

「クローン人間を作らせて下さい」

クローン人間ができたらどうなるか。人間はクローン人間を作ったら何をするのか。

すでに50億人いるといわれる地球でクローン人間を作り出す意味は。

人間が考え出したのは娯楽。
 逃げるクローン人間達をハンターたちが狙うショーをテレビで放映することだった。
 

★青居

「クローン人間を作らせて下さい。法律的にはなんとかすりぬけられます 厳密な意味で人間じゃなければいいのです」

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テレビプロデューサー
クローンの動物をハントする番組を作っているが、今は視聴率が低迷気味。
視聴者をもっと刺激する為に、クローン人間をつかうことを提案する
 

 ★ジュネ

「人間以外の生き物は正直でうたぐったりしないって  人間がこんな社会になってしまったのはうたがい深いからだって  だからお金にたよるんだって」

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 脳だけが残ったロボットの祖母と、二人で暮らしている。
心優しい少女。
ハンター達から逃げ惑う青居と共に、人里離れた山奥へと逃げる。
農家から作物を盗み、15年間、青居と共に生き延びる。