人は皆そこそこに善良で、そこそこに狡い。

人は皆そこそこに善良で、そこそこに狡い。

これは、出口治明さんのうけうりだが、本当にそう思う。

付き合いが、長くなればなるほど、それだけ両方の部分が見えてくる。

交互に相手の善良さと狡さを見れればいいが、狡さの部分だけを、ジッと見ていると、その人と一緒にいるのが嫌になる。

逆に善良さだけしか見えない場合は盲信し過ぎているのかも知れない。

その場合、少しでもその人の狡さを垣間見ると、とんでもなく裏切られた気持ちになる。自分が盲信していただけだというのに。

付き合いの浅い人、知り合い程度の人は善良な部分しか知らないことが多い。だから、いい人だと思える。付き合いが浅い人なのに、たまたまその人の狡い部分に遭遇してしまった場合は、物凄く嫌な人に感じる。

何れにしても両面を見れるようにしたい。五分五分が理想だが、出来ればよい部分を多い割合で見ていきたい。

そうすれば、程よく人を好きになれるかもしれない。