自意識についての考察

自意識― 自分自身についての意識。周囲と区別された自分についての意識。自己意識 (大辞泉

自意識とはなんだろうか。

自分という意識、自分という存在、自分が他者からどう見られているか。

人間は生まれてから、いつ自意識が生まれるのか。

人間の祖先は、いつ自意識が生まれたのか。

生まれた時、人は裸のまま。赤ん坊に自意識はない。

アダムとエバ。類人猿も裸だった。

聖書ではアダムとエバが知恵の実を食べ、裸でいる事を恥ずかしく思ったという。

赤ん坊は生まれたらすぐに、病院で服を着せられる。恥ずかしさなど何もないのに。

ヒト以外の生物も裸のままだ。

人間は自意識を重ね、複雑な思考をする事により、より不自由になってしまっているのではないか?

他人にカッコよく思われたい。自分の能力以上のものに見てもらいたい。

実は他人はヒトのことなど、そんなに気にしていないというのに…

気にしているのは自分がどのように見られているのか、自分の感情だけだというのに。

だから、『ありのままに』なんて言葉に安心したりする。

本当は、他人の目など気にせず、忘我のまま生きたいのだ。

酒、ドラッグ、ギャンブル、皆、忘我をしたいだけじゃないか?

物を書いても他者を意識する。

絵を描いても他者を意識する。

歌を歌っても他者を意識する。

褒められたら嬉しいし、けなされたらガックリする。

でも本当はそんな事気にしないで、踊りたきゃおどりゃいいし、泣きたけりゃ、泣けばいい。

もっと、動物的に生きた方が幸せなんじゃないかと思う。

もし、動物や植物が言葉を話せたら、多分、そんなに悪口とか嘲笑ってないんじゃないかな。

「好き」「きらい」「まずい」「おいしそう」ぐらいはあるだろうけど。

子供のあるがままの姿は気持ちがいい。他人に気なんて使わなくていいのに。

他者との衝突もあるだろう。でも、他人の評価、嘲笑なんて、ハ?うるせえっ!ていってやりゃいい。